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日光野口病院について
日光野口病院について
設立の趣旨
「日光野口の豊かな自然を利用してリハビリテーションセンターを建設したい」という
社団医療法人明倫会初代理事長熊谷忠夫が抱いた夢が日光野口病院建設計画の始まりでした。
初代理事長は夢の実現のため「日光野口の地に病院を建設する」という約束のもと、
地元の方々にご協力をお願いして野口の土地をお譲りいただきました。
しかし、心ならずも病に倒れその約束を果たすことなく他界しました。
それでも、初代理事長が日光野口の爽やかな空気に包まれ、きらきらと美しくきらめく木漏れ日の中で、息子達に語って聞かせたその夢は、彼等に引き継がれていました。
当院の建設を決意したのは、初代理事長の次男で今市病院院長の熊谷真知夫と長男である明倫会理事長の熊谷安夫です。
彼等には初代理事長と当時の方々との約束を、自分達の代で果たさなければならないとの強い使命感がありました。
急速に高齢化が進んでいる我が国の現況において、長期療養型の病院建設は時代の要請でもあり、しかも、「豊かな自然の中で、患者様にきめ細かなリハビリテーションを行ってもらう施設」という当院のコンセプトは、初代理事長の夢そのものです。
また「日光野口病院」という名称は明倫会内の職員の公募により決定しましたが、採用にあたっては「地元の方々に愛される病院となってほしい」という、前理事長熊谷さちの強い願いがありました。
日光野口病院は初代理事長の夢、前理事長の願いを実現するために、熊谷安夫病院長以下看護師及び職員一同が一丸となって、患者様本位の医療を実践してまいります。
当院の特徴
回復期リハビリテーション病棟と緩和ケア、難病ケア、認知症ケアを含む医療療養型病棟、外来・⼊院での透析治療を⾏う慢性期病院です。
患者様とご家族の満⾜・職員満⾜・医療の質向上を三⼤要素とし、質の⾼い慢性期病院を⽬指し、近隣医療機関や地域の⼈たちに信頼され、地域の中での役割を果たせるよう努めております。
患者様とご家族の希望や期待に最後まで寄り添い続ける病院ケアを⽬指しています。
職員には、医療の質、患者様満⾜度、職員満⾜度を向上させて誇りをもてる病院にしようというメッセージを伝えています。
年⼀回職員満⾜度調査を実施しており、魅⼒ある職場づくりに努めております。
院内講習会、グループ学習(ワークショップ)なども定期的に開催し、職員の⾃⼰研鑽の場を設けております。
例えば、認知症の基礎知識、⾼次脳機能障害・同症例検討、⼼不全の薬物治療、⼼房細動に関して、医療従事者のための法律の基礎知識など、全職員を対象に講習を⾏っております。
地域連携パスの取り組み
当院は地域医療連携を推進しております。
急性期病院で治療を終了し、慢性期に⼊られた患者様を受け⼊れ、質の⾼いリハビリテーションを提供し、在宅復帰、社会復帰のお⼿伝いをさせて頂いています。
⼈⼯透析とリハビリテーションを合わせて⾏いながら、⽣活の質の維持や向上を図るお⼿伝いをさせて頂いております。
認知症ケア、難病ケア、緩和ケアが必要な患者様には、安⼼感をもって過ごして頂けるよう⼼くばりをしております。
また⼊院時にリハビリが困難な患者様に対しても、栄養管理や病態に応じたリハビル計画を⽴てADLの向上に努め、在宅復帰を⽬指しております。
このような取り組みによって、患者様が⾃分らしい⽣活を取り戻し、安⼼して暮らせる地域づくりのお役に⽴てるよう努めております。
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日光の自然に囲まれた療養環境。日光野口病院が提供するのは森の息吹です。
患者様に森の空気をあじわっていただくために、窓を閉めたままでも換気可能なサッシを採⽤しました。
⾃然環境を考慮し、全室ペアガラスを採⽤しました。 -
真心の看護スタッフ。患者様とのふれあいを大切に・・・そして、より身近に。
当院は、「人としての尊厳を最後の一瞬まで守る」という医療法人明倫会の基本理念に基づき、患者様とのふれあいを第一に「真心」のこもった医療を実践します。患者様にとってご家族と一緒に過ごす時間は、何物にもかえられないもの。
当院はそのような考えのもと、面会時間に制約を設けておりません。さらに遠方よりお越しのご家族や、⻑い時間を共にしたいご家族のために、宿泊利用が可能な家族休憩室をご用意しております。 -
充実した医療設備。患者様に安心していただけるように・・・。
当院では長期療養に必要な充実した医療設備を設置しております。
緊急の際には、同じく医療法人明倫会が経営する今市病院と緊密な連携を取り合って、患者様に対して最善の医療を行います。風光明媚な「日光」の自然に配慮した、環境に優しい施設としております。 -
ゆとりの療養空間。患者様がくつろげるような・・・。
「患者様に少しでもご自分で体を動かしていただきたい」、そんな願いから、全床電動ベットを採用しました。「病院は閉鎖的」という既存概念は過去のものです。当院ではどのベットでもインターネット可能としております。
個室、特別個室には電話を完備して、患者様がご自由にご家族と連絡していただけるようにしました。 -
芸術につつまれた癒しの環境。患者様とご家族の安らぎのために・・・。
患者様とご家族の安らぎの空間として、1階中庭周りを中心にアートギャラリーを設置しました。
アートギャラリーには、地元出身の芸術家の方々にご協力いただいております。陶芸:アトリエ「陶遊舎」(谷口勇三先生)
絵画:絵画グループ「樹輪会」(代表 大森弘先生)
施設概要
病院名 | 社団医療法人明倫会 日光野口病院 |
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病院長 | 熊谷 安夫 |
所在地 | 〒321-1424 栃木県日光市野口445 |
電話番号 | 〒0288-50-3111 |
許可病床数 | 120床 医療療養型病棟(92床) 回復期リハビリテーション病棟(28床) |
医師 | 3名 |
薬剤師 | 3名 |
看護師 | 61名(看護師39名・准看護師22名) 介護士31名(介護福祉士16名・看護補助者15名) |
リハビリ療法士 | 約29名(理学療法⼠12名・作業療法⼠13名・⾔語聴覚⼠4名) |
管理栄養士 | 2名 |
放射線技師 | 1名 |
臨床検査技師 | 2名 |
臨床工学技士 | 1名 |
地域医療連携室 | 5名(看護師1名・ソーシャルワーカー4名) |
沿革
2003年11月 | 日光野口病院 開院 |
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2004年4月 | 3階病棟60床にて開棟 |
2005年4月 | 作業療法部門 開設 |
2006年4月 | 医療相談部門 開設 |
2007年4月 | 言語聴覚療法部門 開設 |
2008年4月 | リハビリテーション部門強化 |
2009年4月 | 透析センター10床から20床へ増床 |
2011年4月 | 透析センター20床から30床へ増床 |
2013年12月 | リハビリテーションセンター増築完了 |
2014年10⽉ | 回復期リハビリテーション病棟開設 |
施設基準
基本診療料
-
- 療養病棟入院基本料1
- 在宅復帰機能強化加算
- 経腸栄養管理加算
- 夜間看護加算・看護補助体制充実加算
- 療養病棟療養環境加算1
- 回復期リハビリテーション病棟入院料3・
休日リハビリテーション提供体制加算 - 感染防止対策加算3・連携強化加算・
サーベイランス強化加算 - 医療安全対策加算2・医療安全対策地域連携加算2
- 入退院支援加算2
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- 認定看護師管理レベル4
- 認知症ケア加算2
- 排尿自立支援加算
- 診療録管理体制加算2
- データ提出加算2
- 入院時食事療養(I)
特掲診療料
-
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
- 運動器リハビリテーション料(I)
- 廃用症候群リハビリテーション料(I)
- 呼吸器リハビリテーション料(I)
- 集団コミュニケーション療法料
- 人工腎臓
- 導入期加算1
- 下肢末梢動脈疾患指導管理加算
-
- 透析液水質確保加算及び慢性維持透析ろ過加算
- 胃瘻増設術
- CT撮影及びMRI撮影
- 在宅時医学総合管理料及び施設入居時等
医学総合管理料
その他
-
- 精神科の診療に係る経験を十分に有する医師
次世代育成支援対策推進法に基づく
一般事業主行動計画について
当院では、スタッフの仕事と家庭の両立を図ることで、長期的なライフキャリア並びにワークキャリアの形成を支援してその能力を十分に発揮できるようにするため、次のような目標・行動計画を策定します。
計画期間
2022年4月1日から2027年3月31日(5年間)
内容
目標1
- 計画期間内に、男性と女性スタッフの育児休業を次の水準以上にする
- 男性社員:計画期間中に1名以上取得すること
- 女性社員:取得率の平均80%以上にすること
対策
- 2022年 4月~ 男性職員も育児休業が取得できることを周知するため、管理職者へ研修を行う
- 2022年 6月~ 育児休業の取得について取得希望者への案内を行う
目標2
- ライフスタイルに応じた、休暇取得できるように促し、休暇の取得がしやすい環境を整備します
- 子供や親などの看護、介護休暇が取得することができる
- 規定回数までの勤務希望を保証することで家庭のニーズに合わせた働きやすさを提供する
対策
- 2022年 4月~ 看護、介護休暇の取得方法を管理職と対象者へ周知していく
- 2022年 5月~ 社内環境を整え、積極的な有給休暇の取得を促す
目標3
- 長時間労働や緊急対応など医療現場におけるストレスフルの環境を改善し、メンタルヘルスケアを充実させる
- また、新人育成しやすい環境を整え離職防止に努めていく
対策
- 2022年4月~メンタルヘルスケアの相談窓口の設置、産業医による個人面談の周知
- ストレスチェックを年に1回で行い、ストレス状況の把握を行う
- 2022年7月~新人育成に対して、プリセプター制度と平行しOJT指導(On The Job Training)の導入を行うことで課題把握を支援していく
- 指導する側の課題を把握することで、指導者側も成長することができる
目標4
- 残業時間の削減(生活残業含む)する事で仕事と家庭の両立を図る
- そのため、平均残業時間10時間以内を目指す
対策
- 2022年12月~ 電子カルテの導入にあわせて業務内容の整備を行う
- 各部署の管理職へ業務整理を行うよう周知していく
- 2023年4月~ 整備された業務内容を職員へ周知し、更なる業務の改善を図っていく
- 生活残業などが見られた場合には是正に努めていく
目標5
- 女性スタッフのキャリア育成を図り、活躍の場が増やせるようにする
対策
- 2022年4月~ 院内や院外での研修や講習会に参加を促し、更にアウトプットする場を提供することで知識の発展ができるように整備していく
- 2023年6月~ 短時間正社員の導入・定着できるよう就業規則を見直し、3年後の定着率80%以上を目指す
女性活躍推進法に基づく
行動計画
当院では、女性活躍推進法(女性の職業活動における活躍の推進に関する法律)に基づき、職員が仕事と子育ての両立ができるよう支援し、女性が積極的に活躍できる環境の整備を行うために、次のような行動計画を策定します。
計画期間
2024年4月1日から2028年3月31日(4年間)
内容
目標1
- 管理職(課長、師長以上)の女性の割合を60%以上にする。
対策
- 2024年4月~外部で実施しているキャリア・スキルアップ研修へ女性スタッフが積極的に参加してもらえるよう促し、研修を通して管理職としての意識向上を図ります。
- 2024年4月~女性の採用比率向上を目指します。
目標2
- 毎月の平均残業時間を10時間以下にする。
対策
- 2024年4月~業務ルールを整え、業務を効率的、円滑に行えるように取り組みます。
- 2024年4月~業務を時間内に集中して取り組めるようにし、残業を要しない環境整備を行います。
目標3
- 女性スタッフのキャリア・スキルアップ支援を行い、活躍の場を増やせるようにします。
対策
- 2024年4月~キャリア・スキルアップのために、働きながらの専門資格の取得支援を行います。
目標4
- ハラスメント対策を行い、安心安全な労働環境の整備を行う。
対策
- 2024年4月~ハラスメント対策窓口を設置、周知し対応を行います。
成果
- 准看護師から看護師へ、通信課程での看護学校案内を行っており、
国家資格取得のために勤務サポートや奨学金支援を行っています。 - 当院の平均残業時間は、平均13時間であり家庭と仕事の両立を支えています。
また、スタッフの意識改革の成果も得られています。 - スタッフのスキルアップ研修(院内・院外)を積極的に受けられる環境構築しております。
- 当院での女性採用比率は、75%であり積極的な採用を行っています。
※2024年9月現在
充実した医療設備を揃えております。